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千歳市中心部にある「レストラン 西洋軒」は創業70年を超える老舗洋食店。ステーキやオムライスをはじめフードメニューは60種以上あり、デミグラスソースやケチャップ、マヨネーズまでもが自家製だ。今でも創業当時の味を守り、地元客に愛され続けている。 創業者の岩崎豊次さんが昭和20年代、市内の別の場所に軽食喫茶として開業した。当時、市内には米軍が駐留。多くの外国人が住んでいたことから、1953年に現在地に移転したのを機に洋食中心のメニューに一新した。 一番人気は「ビーフステーキセット」(1900円)。200cのステーキ、ポタージュスープ、サラダ、ライスがついてボリューム満点だ。ステーキにかかった自家製デミグラスソースは材料を1カ月以上かけて煮込んでおり、ステーキのうまみを引き立てる。コーンのポタージュスープはなめらかな口当たりで、とうもろこしの甘みが際立つ逸品だ。 洋食の定番「オムライス」(780円)もお薦め。薄焼き卵でチキンライスを包む昔ながらのスタイルで、バターの香り豊かな懐かしい味わい。特製のケチャップがほどよい酸味を与えている。 ほかにもカニのベーコン巻きや焼き豚などが付いた「特製ランチ」(980円)、エビフライやサケのバター焼きなどの「シーフードランチ」(同)も人気。海老(えび)チリ定食(1150円)などの中華、和食もあり、豊富なメニューを取りそろえている。 現在は3代目の豊さんと母の康子さんが店を切り盛りする。康子さんは「創業から守り続けているソース類は特に自慢の味。昔なじみのお客さんが『変わらない味でほっとした』と喜んでくれるのがうれしい」と話した。
◇所在地
千歳市千代田町1の1の7。電話0123・23・2216。営業時間午前10時〜午後8時(最終注文午後7時45分)。月2〜4回不定休。テークアウト可(要電話予約)。
◇毎日フレンド会員特典
会員証、携帯電話またはスマートフォンのクーポン画面の提示で、
食事をした人にコーヒーまたは紅茶1杯サービス。グループ全員有効。 |