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札幌市中央区の狸小路4丁目に店を構える「手作り鞄の専門店 ななかまど」は、北海道の熟練した職人が作る鞄を中心に革製品を多数そろえている。また、小樽と函館にも姉妹店があり、札幌には土産店を併設している。
旅の思い出になるものだからこそ、良質で長く残る地場製品を送り出したいと、木彫りのアクセサリーを製作していたオーナーの清野茂さんが、1993年に開業した。 北海道を代表する鞄職人で赤平市に工房を持つ板垣英三さんが製作した「鞄のいたがき」の鞄をはじめ、道内で創作活動を行っている職人の鞄を取り扱っている。 軟らかい鹿の革で作られた鞄もオリジナルブランドとして好評を博しており、「軽いカバンが欲しい」という要望をもとに作られた。職人が多数の革で試作した結果、鹿革が最適と分かり、製品化に至った。専用の縫製針を作るなど工夫を重ね、軽さとしなやかさに優れた鞄ができる。 いずれの革製品も布製や合皮製の鞄に比べ高価だが、使うごとに革につやと風合いが増し、手入れをすると何年も使うことが可能だ。
常務取締役の長坂正樹さんは、「もともと革製品が欲しくて質の良い鞄を探していたお客様や、人生の節目に観光で北海道を訪れたご夫婦が『記念』として購入されたこともあります」。楽しい思い出を所有しているようで愛着が湧くとのこと。希望があれば無料で名入れも行っている。
◇所在地 札幌市中央区南3西4、おみやげの店こぶしや2階(011・207・4077)。営業時間は9〜22時。年中無休。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇毎日フレンド会員特典 毎日フレンド会員は、会員証または携帯・スマートフォンのクーポン画面のご提示により、ご家族など5人まで現金でのお支払いは5%割引になります。
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