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◇オール北海道のもてなし自慢 JR帯広駅から車で5分という街中にありながら、四季折々に変化する原生林に囲まれ、北海道遺産指定のモール温泉が魅力のシティーホテルだ。1899(明治32)年創業の「北海館」が前身。帯広―釧路間に鉄道が開通すると旅行者をはじめ、地元有力者や地域の会合でにぎわった。1966年、現在の地に移り、91年に「北海道ホテル」と改称、「北海道」の3文字に「まきや石炭を燃やして暖を取り、木々に囲まれた開拓時代からの風土を守る北海道らしいホテルに」との思いを込めた。 北海道の背骨と称される日高山脈の雄姿が一望できる「日高ウイング」と、中庭に訪れたエゾリスや野鳥に心癒やされる「ガーデンウイング」の2棟からなる現在の建物に一新したのは95年。眺望や採光を計算した個性的な建築デザインと、十勝産の粘土を焼き上げたレンガ壁のアイヌ文様がひときわ目を引く。 20周年となる今年7月、「森のスパリゾート 北海道ホテル」としてリニューアルオープン。宿泊客の一層のくつろぎを追求した。和室の4部屋を、モール温泉源泉掛け流しの眺めの良い露天風呂付きの洋室に、8部屋を暖炉付きの和モダンなダブルルームに改装。中庭に面したレストランとラウンジにはテラス席を設け「中庭を駆けるリスや緑を眺めながら食事を楽しめるようになった」(広報・企画、林佐織さん)。ブライダルのチャペルも壁で仕切った独立型の「森の教会」として生まれ変わった。 世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で5年連続のエクセレンス認証を獲得、殿堂入りを果たすなどネットでも高評価の同ホテル。アールデコ洋式の内装、柱、家具にも道産の木材を使い、レストランで道産食材の料理を提供するなど、その名に恥じないオール北海道のもてなしが自慢だ。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇所在地 帯広市西7南19の1 ☎0155−21−0001 チェックイン14時、チェックアウト11時 ※11月12日=伊奈かっぺい講演会、12月7日=谷村新司ピアノ・リサイタル開催。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇毎日フレンド会員特典 会員証提示でグループ全員、露天風呂付き新客室「フォレスト・スパツイン」1泊2食付きプランがおひとり2万4000円(2人1室)。12月30日まで(今月31日まで2万5000円▽休前日は2000円増し▽12月22〜25日は除く)
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