|
◇小学生対象 T―1博士大会も 宇治製茶株式会社(札幌市豊平区)は、1960(昭和35)年の創業以来、おいしい日本茶を提供し続けているお茶屋さん。札幌ドーム近郊に社屋と工場を構え、直営の日本茶カフェ「茶楽逢(サライ)」を併設する。 カフェでは日本茶を熟知するスタッフが各種の茶葉に最適な方法で抽出するプロの味を楽しめる。季節限定の新茶は今月末まで提供中だ。 販売コーナーには30種以上の茶葉や茶器が並ぶ。同社の取締役で日本茶インストラクターの井上恵巳子さんが「これからの暑い季節にぴったりです」と勧めるのは、福岡県八女(やめ)産の玉露をティーバッグにした「フリフリ水出し玉露」だ。ボトルにティーバッグと少量の水を入れ、よく振って濃く出した抽出液に水や氷を足して冷蔵庫へ。水筒で作れば、そのまま外へ持ち出せる。「時間がたっても渋みが出ず、変色しにくいので、朝に作れば夕方までおいしく召し上がれます」。青みがかった緑色が涼しげな冷茶は、軟らかな甘みとコクがあり、茶葉の豊かな風味を味わえる。「ペットボトル飲料が普及し、茶葉からお茶をいれて飲む習慣が忘れられつつあります。急須がないご家庭も少なくありません。お茶の文化を絶やさないよう、若い人に茶葉本来のおいしさを知ってもらいたい」と井上さん。 若い世代のお茶離れを食い止めようと、同社も加盟する札幌茶商組合主催の「T(tea)―1グランプリ in Sapporo」が7月12日、札幌コンベンションセンター(札幌市白石区)で開かれる。今年で6回目の開催となる同大会の出場者を現在募集中だ。小学3〜6年生を対象に、○×クイズ、茶葉の種類当て、お茶のいれ方実技の3種目でチャンピオンを決定する。参加費無料で、優勝者にはT―1博士認定書や賞品が贈られるほか、参加者全員に急須がプレゼントされる。昨年は約100人の参加があった。参加者の保護者は「子どもが自宅でも家族やお客さんにお茶をいれてくれるようになった」「お茶を囲んで家族だんらんの時間が増えた」と喜んでいる。同大会への参加申し込み、問い合わせは電話011・241・5200、T―1グランプリ in Sapporo実行委員会事務局へ。 「茶楽逢」では、同大会参加者に向け、お茶のいれ方指導も行っている。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇所在地 札幌市豊平区月寒東2−20 ☎ 011−852−1513 「茶楽逢」は10〜19時営業、日曜・祝日定休。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇毎日フレンド会員特典 会員証または携帯クーポン提示、もしくは指定割引券提出で、グループ全員が 販売コーナーの日本茶25%引き。
|