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◇9月28日まで「Our Place」展も
札幌市出身の本郷新は日本を代表する彫刻家。中央区宮の森の閑静な住宅街にある「本郷新記念札幌彫刻美術館」は、美術愛好家を中心に大勢の人が訪れている。
さまざまな企画展を開催する本館と、かつての本郷新のアトリエであり、本郷の代表作や、彼が全国各地に残した野外彫刻の原型、制作道具などを展示する記念館がある。本郷によるブロンズ彫刻や石こう原型、木彫、油彩、デッサンなど約1900点の作品を収蔵。本郷新の芸術とその制作の息吹に触れることができる。
9月28日まで、「札幌国際芸術祭2014」のテーマである「都市と自然」に合わせて、「Our Pl ace(アワー・プレイス)〜歩く・感じる・考える、私たちの生きる場所」と題する展覧会を開催中。自らが暮らす土地の自然環境や文化、歴史を深く見つめ、精力的に制作を行っている道内在住の上嶋秀俊、小助川裕康、坂巻正美、進藤冬華、藤田真理、山本祐歳の6作家が「私たちの場所」を表現する。
館内の庭園では、造園家・小助川裕康による作品「園 EN」を展示。市内各地から集めてきた不要になった建設残土の山を、緑と花の山として再生する作品。土のピラミッドには花の種が植えられており、会期中に色とりどりの花が咲く予定だ。
観覧料は一般500円(10人以上の団体400円)、65歳以上400円(同320円)、高大生300円(同250円)、中学生以下無料。
◇所在地
札幌市中央区宮の森4の12(011・642・5709)。 開館時間は10〜17時(入館は16時半まで)。 休館日は月曜(祝日の場合は翌日が休み)。
◇毎日フレンド会員特典
毎日フレンド会員は、会員証提示でグループ全員、団体割引料金が適用される(展覧会により異なる)。
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