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◇スペースが2倍、自然景観を演出
新札幌の人気施設「サンピアザ水族館」で今月1日、ペンギン水槽がリニューアル。スペースが約2倍になり、ホリゾントライトによる自然の景観をイメージした演出が加わった。国内で生まれたケープペンギン8羽の愛くるしい姿を間近に見られ、広くなったプールをスイスイと泳ぎ回る姿も観察できる。 館内には見どころがたくさんあり、飼育係の平博之さん(47)が、まず注目してもらいたいのは、1階の中央に位置する「回遊水槽」だ。南の海の魚約500匹が泳ぎ、目の前をサメやエイがゆったりと通り過ぎる。同じ階に「寒い海のサカナ」の水槽もあり、こちらではヒラメやクロソイなどが見られる。 2階の「川と湖のサカナ」コーナーは、同館で昨年ふ化したサケたちが群れをなし、銀色に輝きながら泳ぐ姿が美しい。その近くの水槽では、デンキウナギが最高850ボルトも発電し、水槽内を明るく点滅させていた。 そのほかにも、水槽に手を入れると近寄ってくる魚のガラ・ルファ、「流氷の天使」と呼ばれるクリオネなど、ユニークな展示がいっぱいだ。つぶらな瞳のゴマフアザラシと目が合ったり、コツメカワウソの可愛いしぐさに見とれたり、子供連れからカップル、高齢者まで楽しめる。 イベントも充実しており、2階アザラシ水槽前では毎日「魚のサーカスショー」(10時半、12時半、14時半、16時半)が行われ、デンキウナギの発電実験や、アザラシの餌付けなども好評だ。 日曜と祝日には、1階回遊水槽で「マリンガールによる餌付けショー」(11時、12時、13時、14時、15時、16時)を実施。 また、土日祝は小学生以上対象の「ウラ側探検隊」もあり、水族館の裏側を見学できる。参加希望者は13時半に1階インフォメーション前に集合。定員オーバーの場合は抽選を行う。イベントは動物の体調などにより中止の場合あり。
◇所在地
札幌市厚別区厚別中央2の5の7の5。電話011・890・2455。開館時間10時〜18時半(10〜3月は18時まで)、入場券の販売は閉館30分前まで。年中無休。入場料大人(高校生以上)1000円、年間パスポート2200円。子供(3歳〜中学生)400円、年間パスポート1000円。高齢者、障がい者、団体などの割引はホームページ参照。料金は税込み。 ホームページはこちら
◇毎日フレンド会員特典
指定割引券の提出で、入館料大人1000円を900円、子供400円を360円に割引。グループ全員有効。
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