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◇多彩な30コース楽しめる ニセコ連峰の主峰ニセコアンヌプリ(1308メートル)の山頂から倶知安町の山麓(さんろく)に広がる大規模スノーリゾート。「ひらふ」と「花園」の二つのエリアに、8人乗り高速ゴンドラ、リフト計16基を有する。新雪斜面が満喫できる非圧雪の6コースを含む30の多彩なコースが自慢だ。羊蹄山を望むゲレンデトップから標高差940メートルの雪面を一気に滑り降りる爽快感、頭上に舞い上がるパウダースノーは、国内外のスキーヤー、スノーボーダーをひきつけてやまない。 1日8時半、待ちに待ったオープンを迎え、約400人の利用客が我先にとゲレンデに飛び出した。スキー場を運営する東急リゾートサービス広報担当の山田拓郎さん(41)は「まだフル稼働ではないが、皆さんに喜んでいただけた」とうれしそうだ。 「今シーズンは、スキー学校のプライベートレッスンを充実させた」と山田さん。「ニセコグラン・ヒラフ スノースクール」と名称も新たに、午前中4時間の集中レッスン▽夕方のすいたゲレンデで1、2時間のピンポイントレッスン▽5日間のプライベートレッスン予約で5日目が無料など、利用者のニーズに応じたさまざまなプログラムを用意した。「家族連れを応援したい」と、お得な「親子パック5時間券」(大人と小学生計2人で4100円)や、楽しく安全なキッズレッスンプログラムも設けた。 5年前に比べ15%増の約55万人が訪れたという昨シーズン。山田さんは「利用者の約60%が海外客だったのではないか」と分析する。常連のオーストラリアと香港のほか、最近は東南アジア、北米、ヨーロッパからも訪れているという。「ゲレンデふもとの街には温泉や宿泊施設、飲食店も充実し、異文化交流も楽しめますよ」(山田さん) 年末年始は行事が盛りだくさんだ。24日の花火大会に加え、サンタクロースからプレゼントがもらえるお楽しみも(24、25日)。今年で40回目となる恒例の年越し行事「ニューイヤーカウントダウン&たいまつ滑走」で花火を眺めながら、各国のヒラフ愛好家らと新年を迎えるのも一興だ。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇所在地 倶知安町山田204 ☎0136−22−0109 2016年5月5日まで営業中。8時半〜20時半(ナイター16時半〜20時半)。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇毎日フレンド会員特典 会員証提示または指定割引券提出で、同一会計の方対象に、リフト5時間券4000円を3700円▽8時間券4700円を4400円▽2日券9500円を8800円▽ナイター券2700円を2500円に。 ※2015年12月12日〜16年3月21日有効
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