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仁木町の「さくらんぼ山観光農園」の今年の営業がスタートした。同園では23品種約4000本のサクランボを栽培。真っ赤に熟した「果物の宝石」がたわわに実り、時間無制限、食べ放題でサクランボ狩りを楽しめる。 特に人気があるのは、高級品種の「佐藤錦」や「サクランボの王様」といわれる「南陽」といい、佐藤錦は酸味と甘みのバランスがよく、南陽は実が大きく食べ応えがあるのが特徴だ。同園の山野井英幸代表によると、仁木町は比較的温暖な気候と水はけが良い土壌がそろい、甘いサクランボができるという。 近年は天気を気にせず楽しめるようハウス栽培を増やしており、今年は新たに約1・5fを増設。土日は農業用トラクターとトレーラーを連結した「シャトル・トラクター」を園内の移動に利用でき、来場者に好評だ。 サクランボ狩りは8月中旬まで。8月上旬からはプラム、プルーン、ブドウ、リンゴが順次旬を迎え、「旬の果物狩りフルコース」は割引価格でさまざまな果物を味わえる。ブドウは高級品種「シャインマスカット」が人気がある。 同園は1893年、山野井代表の祖父が徳島県から入植したのが始まり。1980年に観光農園となり、今年で40周年を迎えた。毎年、サクランボの種飛ばし大会などのイベントを開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため自粛するという。他にも受付などに消毒液を設置し、来場者には食べた果物の種や皮を入れるコップを配布する。山野井代表は「いろいろな品種を少しずつ食べることができる。感染拡大防止対策もしているので、おいしいサクランボを食べに来て」と話している。
◇所在地
仁木町南町9の138。電話0135・32・2285。果物狩りは10月下旬まで、営業時間8〜17時(期間中無休)。入園料はサクランボ狩り(お土産サクランボ100c付き)=大人(中学生以上)1300円、小学生1000円、幼児(3歳〜未就学児)600円▽プラム、ブドウ、プルーン、リンゴ狩り(ブドウ以外はお土産付き)=果物1種につき大人900円、小学生700円、幼児500円▽果物狩りフルコース(果物2種以上、お土産なし)=大人1100円、小学生900円、幼児600円。
◇毎日フレンド会員特典
会員証の提示で入園料10%引き。グループ全員有効。
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