|
北海道三大温泉」の一つといわれる函館・湯の川温泉の「湯の浜ホテル」は、1928年創業の老舗ホテルだ。露天風呂からは海と一体化したような眺望を楽しむことができ、接触を極力減らした「おこもりステイ」プランは、コロナ禍でも安心して滞在できると人気を集めている。 館内は昨年8月、大浴場や売店などを改装し、内装に和モダンを取り入れたスタイリッシュな雰囲気にリニューアル。ホテル自慢の露天風呂は、海との一体感を味わえる眺望の良さが評判だ。眼前に津軽海峡が広がり、湯と海がつながっているように見える。湯につかって水平線を眺めていると、自分自身も大海原に溶け込んでいくような気分になれる。
温泉は大浴場と露天風呂で異なる泉源から湯を引いており、大浴場が湯の川温泉の一般的な源泉、露天風呂は同ホテル独自の源泉だ。泉質は共にナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、さらっとしていて肌触りがなめらか。効能などには違いもあり、入り比べるのも楽しい。
最近は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮した「上質なおこもりステイ グレードアップ特製弁当プラン」(2人1室、1人1泊2食付き1万7600円〜。入湯税150円別途)の人気がある。本館と渡り廊下でつながる「東海亭」を利用するプランで、東海亭の和室は全室展望風呂付きのため、人との接触を気にせず温泉を堪能できる。食事は2食とも部屋食で、夕食は弁当風に盛り付けるなど、スタッフが食器を触る回数を減らしている。
同ホテルでは、国の「Go Toトラベル」事業を利用した宿泊料金の3%を地元の医療機関に寄付。「地域の医療機関に従事する方々の支援に少しでもつながれば」としている。
◇所在地
函館市湯川町1の2の30。電話0138・59・2231(電話受け付け9〜19時)。チェックイン15時、チェックアウト10時。日帰り入浴は13〜20時(大人1000円、小学生以下700円)
◇毎日フレンド会員特典
会員証の提示で、宿泊時のチェックアウト時間を11時まで延長。日帰り入浴は料金の10%引き。グループ全員有効。 |