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◇憩いと旬の味覚、楽しんで
創業80年余の老舗、定山渓温泉「鹿の湯」の別館「花もみじ」が4月、施設の一部をリニューアルし、くつろぎのお食事処(どころ)とカラオケボックスがお目見えした。
お食事処「ななかまど」はホテル名の“もみじ”にちなんだ深みのある赤色がアクセントの瀟洒(しょうしゃ)なしつらえ。大きめの食卓がゆったりと置かれ、隣席の会話も気にすることなく食事が楽しめる。 カラオケボックスは大小の洋室(45人用、15人用)と和室(20人用)がある。モダンな長椅子が印象的な45人用は、カーペットや間接照明などの豪華なインテリアが歌い手の気分を盛り上げる。15人用は赤と黒のモザイク柄のフロアが、さながら“昭和”の懐かしさ。カラオケをBGMに社交ダンスを楽しむ常連さんも多いそうだ。一方の和室は、畳に木製のカウンターと掘りごたつという気取りのなさが家族連れなどに人気という。
同ホテルの営業担当者によれば、長年忘年会の2次会などに使われてきたナイトクラブの一つを改装し、「“個”を大切にする昨今のニーズに合った憩いの場に」と知恵を絞ったとのこと。「温泉場にカラオケボックスがほしい、というお客様のご要望に応えました。おかげさまで部屋はフル回転です」と表情がほころぶ。遅くても1週間前の予約が必要だが、1人1時間1080円(別途ドリンク代)で、カラオケが楽しめるといい、「商談やクラス会、趣味のサークルや友人、親族の集まりなどに重宝されています」。
もちろん、神経痛をはじめ、疲労回復や健康増進にも効用があるというナトリウム―塩化物温泉の源泉かけ流しの大浴場は従来のまま。四季折々の渓谷が望める檜(ひのき)の露天風呂や、小さな子どもや高齢の方も利用しやすい貸し切り風呂も喜ばれている。 寒さに向かうこれからの季節は老舗の温泉につかり、「秋の旬彩膳」など旬の味覚にこだわった食事を楽しみながら新プライベート空間で心と体をほぐしたい。 ◇所在地 札幌市南区定山渓温泉西3 (011・598・2311)。 詳しくはこちら ……………………………………………………………………………………………………… ◇毎日フレンド会員特典 毎日フレンド会員証提示でグループ全員 (1)花もみじ宿泊プラン「旬彩膳プラン 冬」(2人1部屋、お一人様1万4300円プラス入湯税1人 150円)利用で、お食事の際に飲み物1杯サービス。 (2)カラオケボックス使用料お一人様60分1080円のところ90分使用可(ドリンクの注文必要)。
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